起始停止
起始
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停止
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腰椎の横突起
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全ての胸椎横突起と肋骨
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構造
腸肋筋の下部に位置し脊椎の伸展、側屈、回旋の一連の動きに作用
仙骨から胸腰椎までの安定力を高める
体幹が倒れるのを防ぐ働きをもつ
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作用
両側の収縮で、腰椎伸展
片側の収縮で、腰椎を同側へ屈曲
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働きが最大になる肢位
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臨床意義
腰背部、頸部痛
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最長筋の過緊張が胸部・頸部へと波及すると、腰背部および頸部痛の痛みとなって現れる
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脊柱起立筋
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脊柱起立筋は腸肋筋、最長筋、棘筋を総称して呼ぶ
腰痛では上位腰椎レベルの脊柱起立筋で圧痛が多い
圧痛部位を中心に脊柱起立筋線維を頭側、尾側方向からつまむと、圧痛が消失することがある
側弯の凸部の頂点に位置する脊柱起立筋は、常時伸張されているためか圧痛や運動時痛を有することが多い
上位腰椎レベルの脊柱起立筋を外側から脊椎方向へあっすると、大腿外側面に放散痛の現れることがある
椅子からの立ち上がりや歩行開始動作で生じる腰痛は、下位腰椎レベルの脊柱起立筋に多い
長時間の歩行や立位の持続で生じる腰痛は、上位腰椎レベルの脊柱起立筋に多い
腰が重だるいと表現する患者で圧痛の認められる部位として多いのは、上位腰椎レベルの脊柱起立筋である
健常者では体幹前屈時に脊柱起立筋の筋活動が出現するが、前屈を進めると筋活動が消失する(屈曲弛緩現象)
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