起始停止
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起始
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停止
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腸骨稜
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第12肋骨突起、第1-4腰椎肋骨突起
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構造
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腰方形筋は内・外側に筋線維を持つ
外側線維は骨盤から肋骨へ走行し、腰の伸展および側屈を行う
内側線維は骨盤から腰骨へ走行し、腰骨の安定化に寄与する
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作用
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両側の働きで、強呼気
片側の働きで、同側への側屈
吸気時、横隔膜の牽引によって肋骨が挙がるのを抑制させ、胸郭の安定を図る
左右もしくは前後から外力が加わった時に、体の安定を図る
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働きが最大になる肢位
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臨床意義
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触診
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腰方形筋は内・外側に筋線維を持つ
外側線維は、肋骨を目印にして探せば触知できる
内側線維は、胸腰筋膜や脊柱起立筋などが重なっていて判別困難
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腰痛
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腰部から腹部にかけて腰骨以外の骨がないため、腹筋群の他に広背筋と腰方形筋でこの場所を補強しなければならず、疲労性の腰痛の原因となる
腰方形筋の筋力が弱まると、腰骨の支持力が低下し痛みを引き起こす
腰方形筋は呼気作用を持つため、筋損傷を起こすと、いきみや咳での腰痛を増強させる
うっ血による腰方形筋の膨隆は、慢性腰痛を持つ人に多い
長時間の運転では、腰方形筋の痛みを訴えることがある
腰方形筋の痛みでは、第12肋骨から腸骨にかけて、筋線維に沿って電撃痛を感じる
腰方形筋由来の腰痛は起床時痛を訴えることが多いが、現れる場所は日によって筋線維の上下・左右に移動する事があるようだ
腰方形筋の筋線維構成は、おおむね60歳代から退縮が認められる
腰痛を持つ者では、腰部前屈初期時の腰方形筋内側線維の筋活動が低下していることが多い
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