2020年2月6日木曜日

伸筋支帯において、指伸筋腱癒着が起きている症例に対して、指伸筋腱の末梢移動距離を獲得するリハビリ方法


指伸筋腱の緩みや緊張は、指関節や手関節の肢位によって大きく変わる
「指関節伸展位・手関節中間位の時に、伸筋腱の位置を0㎜」とした時に
「指関節伸展位・手関節最大背屈位では16㎜」の伸筋腱の中枢移動が確認できる(伸筋腱は緩む)
「指関節屈曲位・手関節最大屈曲位では35㎜」の伸筋腱の末梢移動を確認できる(伸筋腱は緊張する)




この指関節、手関節の姿勢の位置による伸筋腱の移動距離を理解しておくと、リハビリに有効である


伸筋支帯において指伸筋腱癒着が起きている症例に対して、指伸筋腱の末梢移動距離を獲得するには

腱の末梢移動距離の少ない肢位から指の自動屈曲運動を始めて、徐々に移動距離の多い肢位へと移行するとよい
具体的には、手関節背屈位で指関節の屈伸運動を反復して行わせる
それが可能になったら、手関節の背屈角度を緩めて指関節の屈伸運動を行わせる
最終的に、手関節掌屈位で指関節の屈伸運動を行えるようになった時点で終了とする




















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