ギブスシーネの除去時に生じる廃棄物の分別作業は、手間のかかる作業である
可燃性のストッキネットと不燃性のギブスは、接着剤で貼り付けたかのごとく固着するため、剥がすのに大変な力を必要とするし、ブルーラップ(可燃物)もギブスの内面にびっしりと張り付いて取るのが一苦労
この長らく手間だと思っていた分別作業を、いとも簡単に済ませてしまう方法を、近隣の整形外科で教えていただいたので、紹介する
従来の方法
① ストッキネットを外傷部の四肢に通す
② ブルーラップを巻く
③ ストッキネットの端を折り返す
④ ギブスを巻く
新しい方法
① ストッキネットを外傷部の四肢に通す
② ブルーラップを巻く
③ トイレットペーパーを巻く
④ ギブスを巻く
⑤ ストッキネットの端を折り返す
太文字の所が新しい方法
新しい方法ではブルーラップとギブスとの間に、トイレットペーパーを巻くという作業が加わる。トイレットペーパーをひと巻きすると、ギブスが乾くと同時にギブスの内面にトイレットペーパーがピタリと付着する。これによりギブスをカットした直後に一瞬で可燃物(ストッキネット、ブルーラップ)と不燃物(ギブス)を分けることが出来る
ブルーラップの上に巻くという一手間か加わること、紙が薄いため巻きづらいという不便さなどネックはあるものの、ギブス除去時の分別作業の簡便さや、分別に費やす時間を考えると、はるかに良い方法である。
また、ストッキネットの端を折り返してからギブスを巻くと、ストッキネットとギブスが強靭に密着してしまい、剥がすのが大変だが、ギブスを巻いた後にストッキネットの端を折り返すと密着の度合いが少なく、容易に剥がすことができる


↑クリックすると、ランキング投票になります
よろしくお願いします!