当院で使用している、治療機械を紹介します
牽引療法について
牽引療法を行うと、筋肉が牽引方向へ引っ張られます。これは筋肉をストレッチしているのと同じ効果があり、血行を促進させます。血流がよくなり新陳代謝が促されると、新鮮な酸素や栄養がからだの細胞に供給され、疲れが回復する方向へと作用します。
牽引療法では筋肉のストレッチだけでなく、背骨周辺の靭帯や椎間板、神経などを伸ばすことが出来るため、椎間板ヘルニアのほか脊椎に起因する症状の軽減効果も期待できます。
牽引療法の目的
腰・首に常にかかっている重みを軽減させる
腰・首にある筋肉、神経、靭帯などをストレッチ
背骨の変形やゆがみを整える
筋肉にマッサージ効果を与えて軟らかくする
血流を促して、筋肉内のむくみを減退させる
神経根の周りの組織との癒着を予防、除去
牽引療法の適応疾患
一般的な腰痛症・頚椎症
頚椎症性神経根症
椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
椎間板症
変形性脊椎症 など
牽引療法が出来ない方
妊婦さん(首の牽引は可能です)
全身の衰弱が著しいとき
痛めてすぐの急性期
脊椎分離症状、すべり症の著しいもの
脊椎カリエス、リウマチなど炎症性脊椎疾患
牽引を行なうことで症状が増悪するもの
骨粗鬆症の著しいもの
坐骨神経痛の著しいもの
腫瘍の骨転移(癌由来の腰痛症など)
動脈硬化の著しいもの
牽引療法の適切な強さ
腰の牽引では約20kgの牽引力から始め、徐々に強さを増していき、最も心地よいと感じる牽引力で治療をします。それでも牽引力が40kgを上回りますと、神経や筋肉を傷めてしまう可能性がありますので、当院では上限を40kgとして治療を行っております。
首の牽引では5kgから開始して、上限を15kgとしています。
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牽引療法の治療時間
時間は全体で10分に設定していますが、患者様の症状によっては短くなることがございます。
牽引の時間延長も承りますが、20分を超えての長時間の治療を行っても効果は得られないと言われておりますので、最長でも20分程度でよろしいかと思います。
牽引療法の延長は10分100円で承っています。
牽引療法のQ&A
牽引療法で痛くなることもある?
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牽引療法は万能な治療という訳ではありません。状態によっては牽引療法で痛みが出る場合もありますので、注意が必要です。
たとえば長期にわたる腰痛で神経が癒着を起こしている場合では、神経症状(殿部や脚へのシビレや痛みなど)が悪化を来たすことがあります。また、腰回りの筋力が低下していて背骨が不安定な状態では、時として痛みを増悪させることもありますので、牽引療法を行っている最中に痛みが出るような場合は、我慢をなさらずに職員に声を掛けてください。


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