2020年2月6日木曜日

ランナーのすねの痛みには注意


長距離ランナーやスポーツダンサーに発生する「すねの痛み」があります
多くは筋膜の炎症である可能性が高いのですが、中には気が付かない間に骨折を起こしていることがあります
ただ、骨折とは言ってもボキッと折れる骨折ではなくて、骨の中に線が入るような骨折で「疲労骨折」と呼ばれています

  なぜ骨折をするの?
長距離ランナーやスポーツダンサーでは、繰り返される地面と脚との衝撃で、少しずつすねに疲労がたまって、気が付かない間に骨の中にヒビが入ってしまいます

骨が完全に折れているわけでないため、歩くことも可能で、本人は大丈夫だろうと考えてしまいます。中には無理をして運動を続けてしまう人がいますが、これは注意が必要です。運動が原因で骨を傷つけてしまっているのに、運動をすれば、さらに骨への負担が増大するからです。

このタイプの骨折は治癒期間が長いため、長期の運動の休止を余儀なくされます。

  疲労骨折をさせないために
もしすねに違和感が出た場合は、すぐにでも脚に負担をかけないようにすることが大切です
脚に負担をかけないようにする方法はいろいろあると思います

クッション性のある靴を履く
ジャンプの高さを低くする
走る距離、ジャンプの回数を少なくする

など、考えれば方法は沢山みつかるでしょう

症状を感じた初期段階で、脚に負担をかけないようにすれば、すぐに違和感もなくなり、運動を開始することができるでしょう


  疲労骨折を自分で確認する方法
すねの痛みが強くなって「もしかすると疲労骨折を起こしているのかな?」と思った場合に、ご自身でできる確認法があります
痛みのある部分(すねの骨)の皮膚を見てください。左右の脚を比べたときに、疲労骨折をしている脚は赤く腫れあがっていることがあります
更に、骨を指で叩いてみます。患部から離れたすねの部分を叩いても、患部に痛みを感じる場合は、骨折の可能性が高いでしょう
骨折部は振動に敏感に反応して痛みを感じさせます。これは骨折に見られる特徴的な症状の一つです。ですから骨折をしている場合は、遠く離れた足裏(かかと)を叩いて振動を加えた場合でも、患部に痛みを感じます

痛みのある所が赤く腫れている
骨を叩くと痛みがある
といった症状がある場合は、骨折の可能性が高いので、診察を受けることが大切です



「こはた接骨」は骨、筋肉、関節の専門家です。
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