腰を反ったときに痛みが出たり、そもそも腰が硬くて反らない、という患者さんでは
腰の骨の関節(腰椎椎間関節)が硬くなっていることがあります
椎間関節が硬くなっているかを確認する方法ですが
患者さんにうつ伏せに寝てもらい
術者は掌でやさしく、棘突起を斜め前方に押します
普通の人では、棘突起が沈み込んで、椎間関節の遊びを感じることができますが
椎間関節が硬い人では、関節の遊びがまったくありません
椎間関節が硬くなっている場合は、棘突起を一つずつ押して、椎間関節の遊びを出します
椎間関節の動きが出てくるのと同時に、腰の反りをするときの痛みが軽減していきます
この施術をする時ですが、すべり症の患者さまにはやらない方が良いでしょう
辷りのある関節部で、さらに辷りを増してしまうからです
辷りのある所は棘突起を触れてゆけば、段状変形を呈しているので分かると思います
ただ、例えば第3と第4腰椎関節間で辷り症がある患者さまでは、腰椎運動を行うときに
辷り症の部分でのみ大きな運動をしてしまい、他の腰椎椎間関節(第一~第三腰椎、第四腰椎~仙骨)を
動かしていないことがあります
そのため、辷り症以外の椎間が硬くなってしまい、痛みを生じていることがあります
そのような時は、辷り症部分を外して、硬くなった椎間関節を柔らかくしていきます

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