バレーボールで、突き指をした時のテーピング方法を紹介します
第二関節の突き指に対するテーピング方法になりますが、巻く前に2点だけ注意点があります
一つは
傷めた第二関節が、伸ばしたときに痛みが出るのか、曲げたときに痛みが出るのかで、テープを貼る場所が変わるということ
もう一つは
第二関節を傷めた場合、第二関節のテーピングのみで痛みが取れる事がほとんどなのですが、まれに第二関節を固定していても、第三関節や手首を動かすことで、けがをした第二関節に痛みが出ることがあります。その時は、第三関節、手首もテーピングを巻く関節を増やす必要があるということです
以上のことを頭に置いて
第二関節のテーピングを巻いていきます
まずは、第二関節が曲げるときより伸ばす時に痛みが出る場合の巻き方です
(第一関節、第三関節にかからない長さで大丈夫です)

同じくらいの長さのテープをあと二本、第二関節部分で交差させるように貼ります
(ばってんにして貼ります)

ここまで貼ったテープが剥がれないように、上下に指を一周させるテープを巻きます
(アンカーといいます)
第二関節の関節部分のみの損傷であれば、ここまでのテーピングで大丈夫ですが
指の腱も傷めている場合は、第三関節を反らすことで、第二関節部で痛みが出ることがあります

では確認してみましょう
テーピングを巻いたままで構いませんので、第三関節を反らしてみましょう
反らして痛みはないですか?痛みが無ければここまでのテーピングで大丈夫です
反らした時に第二関節部に痛みが出る場合は、第三関節も動かないようにしないといけないので、続けて第三関節にテープを貼っていきます
(バレーでは、オーバーなどで第三関節も反ることが多いので、面倒でも必ずテープを貼ってください)

第三関節というのは、いま指でさしている所になります、少し上にある皺が第三関節だと勘違いしている方がいますが、指でさしているところです
注意してください
この第三関節を交差させるようにテープを二本貼ります

このような感じです

貼ったテープが剥がれないように、上下にアンカーを貼ります

横から見るとこのような感じになります
大体、ここまでのテーピングで、第二関節の痛みは出なくなりますが
第二関節に付いている腱が、強く損傷している場合は、手首を反らした時にも第二関節に痛みが走ります
そのような場合は、手首が反らないようにテープを貼る必要があります

手首の場合は、指とは違い、幅の広いテープを貼ります
手首は軽く曲げた状態で、写真のように、腕の真ん中まで貼ります

テープが剥がれないように、アンカーを巻きます
手首までテープを貼ることはほとんど無いのですが、念のために紹介しました

続いては
第二関節を伸ばした時より、曲げた時に痛みがでる場合のテーピング方法です

曲げた時に痛みが出る場合は、指を完全に伸ばした状態のままテープを貼ります
指を伸ばして貼ると、指が曲がらりづらくなくなるので、痛みも出なくなります
写真の長さでテープを貼ります

同じくらいの長さのテープを、さらに二本、交差して貼ります
交差するところは、第二関節の真上にします

三本のテープを貼ったら、テープが剥がれないように
上下に指を一周させるテープを巻きます
第二関節の関節部分のみの損傷であれば、ここまでのテーピングで大丈夫ですが
指の腱も傷めている場合は、第三関節を曲げることで、第二関節部で痛みが出ることがあります

その場合は、写真のように第三関節を通過させるように、テープを貼ります

テープが剥がれないように、手の真ん中を一周させるテープを巻きます

大体、ここまでのテーピングで第二関節の痛みは出なくなりますが
まれに、手首を曲げることで、第二関節につく腱が引っ張られて、痛みが出ることがあります
その場合は、手首も曲がらないようにテーピングを巻いてください
手首までテーピングを巻くのは、面倒だとは思いますが
バレーではスパイクやサーブをするときには、手首を急激に曲げることがあります
そのたびに、第二関節に痛みが出て炎症を起こさせてしまうと、痛みが取れなくなってしまうので、必ずテーピングを巻いた方がいいでしょう
ご相談がありましたら、ご気軽に右側のメールフォームからどうぞ


↑クリックすると、ランキング投票になります
よろしくお願いします!