2020年4月29日水曜日

半月板損傷の診断



半月板損傷の検査には、各種の誘発テストと、レントゲンによる関節造影検査、MRIによる画像解析検査、および関節鏡検査などの方法があります


症状誘発試験
膝の屈伸・回旋試験を行い、クリック音、疼痛の誘発などである程度の診断が可能
しかし、同様な現象が出現する関節異常の原因には、半月板損傷以外のものもあるため、それらとの鑑別検査も必要
Apley's test:靱帯損傷の検査
McMurray's test:外側半月板損傷
Steinmann's test:外側半月板損傷
関節造影検査
関節造影検査は、関節内に造影剤を注入しながらレントゲン撮影する検査
正確な診断が可能だが、造影剤を用いる場合アレルギー反応などの副作用の注意も必要
最終的に手術をするかどうかの確定診断には、関節鏡検査が必要
MRI画像解析検査
MRIによる関節内部の検査は、非侵襲性であり身体に負担がないため、頻繁に利用される
しかし、最終的に手術をするかどうかの確定診断には、関節鏡検査が必要
関節鏡検査
関節鏡検査は、麻酔下で関節内視鏡を用いて直接膝の中を見る検査
膝関節部を小さく切開し、そこから膝関節に関節鏡を挿入して、関節軟骨や関節内の状態のテレビ映像を詳細に観察して確定診断をする
レントゲンやMRIでの検査により半月板損傷と診断された場合でどのような手術を行うかの最終的な判断となり、そのまま手術に移行することもある








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