変形性膝関節症の患者に歩行具の使用を進めると、多くの人が躊躇する反応をみせる
杖や手押し車といった歩行具を使用するに当たって、患者の心理にはいろいろあるようだが、膝関節の痛みが続いているのに、無理をして歩行をしていれば痛みが増加するばかりか、疼痛性跛行を生じることになる
跛行を長期間に渡ると、筋の左右バランスが崩れて、膝以外の場所に痛みが引き起こされる
医療従事者から「歩行具が必要」と、客観的な意見を受けたなら、従ったほうが患者自身のためになるだろう
患者の中からは
一度杖を使用してしまうと、一生手放せなくなるのでは?と心配される声が聞かれるが、症状の度合いが初期であれば、痛みが引くのと同時に、杖は自然と外せるようになる
痛みのある間は、歩行具だけでなく、さまざまな物を使って、膝にかかる負担を減らすべきである
階段昇降時に手すりを利用
正座から立位の際に机や床に手を付いて体重を支える
椅子からの立位時に肘掛や机を利用
など、日常生活でも様々なものを積極的に利用すると良い
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