2020年5月17日日曜日

膝OAの進行に伴うレントゲン変化



膝OAの進行に伴うレントゲン変化

前期
関節軟骨はレントゲン写真には写らないため、この時期にX線を撮っても特徴的変化は無い

初期
荷重の集中している軟骨下骨周辺部では、反応性の骨硬化像が見られ、関節への負担を軽減するため、皮質骨が増殖する骨棘や骨提が作られるようになる

関節裂隙の狭小化もこの時期に見られる特徴的な変化である

進行期
関節裂隙は更に減少し、骨棘や骨提などの骨変形も進行する
FTA角は増大し、X線写真でも典型的なOA変形が見られる

末期
関節裂隙は完全に消失し、大腿骨と脛骨が直接触れ合っている状態となる

荷重面の軟骨下骨の摩擦や欠損も写真にて観察する事が出来る




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