2020年4月4日土曜日

膝OAについて


大腿骨は下肢を形成する人体で最長の長骨
大腿骨頚の軸は、大腿骨体の軸に対して120°~130°の角度を持つ(頚体角)
頚体角が大きいほど大腿骨遠位端は外方へ変移し、膝関節の内反変形を生じやすくなります

ただ、頚体角が広い狭いと言ったことは、生まつきのものですのでどうしようもありません
膝OAを持っていて、頚体角が大きいからと言って、頚体角を直すことはできないのです

ですから「頚体角が大きいとどうなるのか?」という視点から、予防を考えると良いと言えます


頚体角が大きい人は、ワイド歩行(両足の幅が広がった歩行)を取りやすく
重心が膝の内側を通り、徐々に膝OAを進行させます

このように考えると、膝OAになってしまった人はもちろん、若い人でもワイド歩行をしている人は
足を置く位置をもう少し内側にするという意識を持つと良いといえます

極端な例ですが、一本の木材の橋を歩くイメージです


最初は歩きづらいと思います
股関節の外側の筋肉が、脚を内側に行かないように抵抗するからです
ただ、何か月か意識して歩いていると、筋肉の柔軟性も出て
自然に歩けるようになるでしょう







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