腸脛靭帯炎は、大腿骨外側上顆部に生じる炎症性の痛みである
膝関節の屈曲20~30°位において腸脛靭帯は大腿骨外側上顆を乗り越えるため
ここでの機械的ストレスは炎症の原因となる
これが腸脛靭帯炎と呼ばれる
腸脛靭帯の緊張が高まっていると炎症を起こしやすいため
緊張が高まっていないかどうかを確認する必要がある
確認するテストは次のものがある
①グラスピングテスト
被験者の大腿骨外側上顆の近位で腸脛靭帯を把持
把持したまま被験者は膝関節の自動伸展をする
外側上顆部で痛みが再現された場合は陽性
②スクワットテスト
患側下肢を一歩前に出し、膝の屈伸負荷を加えるテスト法
つま先の向きにより“neutral”“toein”“toeout”の3肢位で検査する
neutralポジションに比べると
toeinポジションでは下腿の内旋により腸脛靭帯の緊張が高まるため、疼痛が増強する
toeoutポジションでは下腿の外旋により腸脛靭帯は弛緩するため、疼痛が減弱する


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