2020年1月23日木曜日

仕事の中で重視するものは、人としての「心遣い」



当院が仕事の中で重視しているものの一つとして、人としての「心遣い」があります

「心遣い」というのは、患者さまのためを思って気を使うこと、配慮をすることだけにとどまらず、心を油断なく働かせることで、院内での事故を抑えることも含めています


以前私は、ある病院で検査を受けた際、寒い部屋で薄手のガウンを着たまま何十分も待たされたことがありました。それにより、病気の検査を受けに行ったのにも関わらず、風邪をひいて1週間寝込んでしまいました。
20歳だった私が風邪をひくのですから、ご高齢の方や小さな子供など、体力の弱い方たちであれば、もっとひどいことになったのでは?と思ったことがあります。
ただひとつ、職員さんの「少しの心遣い」さえあれば、あのようなことにはならなかったのでは無いかと思いました


私が治療院を立ち上げたときに、最初に頭の中に思ったことは、人としての「心遣い」を大切にしたいということでした
今でもその気持ちは変わらず、患者さまが何も言わなくても、患者さまの欲していることに当然のように気が付けるように、常に意識して仕事をおこなっております
中には心遣いよりも治療技術を高めることが大切だ、という意見を述べる方がいらっしゃいます
しかし、それは本当でしょうか
例えば脚の不自由な患者さまに手を差し伸べるといった、当たり前の心遣いを持たない医療人が「治療だけは誰よりも技術が高く、心を込めてやっている」と言ったところで、それを信じる人がいるのでしょうか
おそらく、患者さまはもとより職員にさえ、そのような言葉を信じる人は現れないのではないでしょうか

人としての「心遣い」を高めることで、患者さまが言いたくても言えないこと、緊張して言い出せないことなどを察知し、患者さまの気持ちに寄り添える医療人になりたいと、日々思っております



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